「とりあえず記事を増やしているけれど、検索流入が伸びない…」—— そんなときは内部対策の土台が整っていない可能性があります。
専門的な小手先テクニックよりも、まずは今日からできる最低限の5つをしっかり固めましょう。
この記事の要点
- SEO内部対策は「最低限の5項目」を整えるだけでも効果が出ます。
- Googleとユーザーの両方にとって“理解しやすい構造”を作るのが基本です。
- 公開や更新の前に、タイトル/見出し/画像/リンク/モバイルの5点を必ず点検しましょう。
SEO内部対策とは?
SEO内部対策は、サイトの構造やコンテンツを検索エンジンが正しく理解できるように整える作業のこと。つまり「ユーザーにとってわかりやすい情報設計=Googleにも理解されやすい」という前提で設計します。反対に、ページの主題が曖昧・重複・遷移しづらいサイトは、評価が分散しやすく機会損失になりがちです。
最低限やるべき5つのこと
① タイトルとディスクリプションを最適化
- タイトル(title):各ページ固有の内容に。30〜60文字を目安に主題と訴求を入れる。
- ディスクリプション:ページの要約+クリックを促す一言を
およそ90〜120文字で。重複は避ける。
例:「◯◯地域の美容室なら△△|カット・カラー・ヘッドスパ。初回限定クーポンあり」
② 見出し(Hタグ)の正しい使い方
- H1は1ページに1つだけ。ページの主題を明確に。
- H2・H3で論理的に階層化。章→節→項の順で整理。
- 重要キーワードは不自然にならない範囲で見出しに含めると伝わりやすい。
レイアウトの装飾目的でHタグを乱用すると、主題がぼやけ評価も分散します。
③ 画像の alt
属性を設定
- 画像の内容を簡潔にテキストで記述(アクセシビリティと画像検索の両面で有効)。
- 装飾目的の画像は
alt=""
(空)にして読み上げをスキップ。
<img src="store-front.jpg" alt="◯◯美容室の外観写真">
④ 内部リンクを整理し、回遊性を高める
- 関連ページ同士を文脈の中で自然にリンク(例:ノウハウ記事 → サービスページ)。
- 重要ページ(サービス/料金/お問い合わせ)には、適切な頻度で導線を用意。
- アンカーテキストは「こちら」ではなく、意味のある文言に。
「次にどこへ進むとユーザーが得をするか?」というガイドの発想で設計します。
⑤ モバイル対応と表示速度を改善
- レスポンシブ対応は前提(スマホでの見え方・操作性を最優先)。
- 画像圧縮・遅延読み込み・キャッシュ系プラグインで速度改善。
- 定期的に PageSpeed Insights で診断し、CLS/LCP などのコアウェブバイタルを確認。
公開前チェックリスト(最終確認)
- 各ページのタイトル/ディスクリプションは固有で、意図が伝わる?
- H1は1つ、H2/H3は論理的に並んでいる?
- 画像の alt は入っている? 装飾画像は空の alt ?
- 内部リンクは適切? 重要ページへ迷わず進める?
- スマホ表示・速度はストレスがない?
まとめ
SEO内部対策の本質は「ユーザーにとってわかりやすく、次に進みやすい設計」です。
小さな改善でも積み重ねると検索流入の土台が強くなります。まずは今日ご紹介した5つの最低限から着実に整えていきましょう。